「自分のThinkPad X1 Carbonは第何世代なんだろう?」──そんな疑問を持つ人は意外と多いですよね。
型番やCPU、デザインの違いが複雑で、どれを基準に判断すればいいのか迷う方も少なくありません。
この記事では、Lenovo公式情報や各レビューをもとに、「3ステップで確実に世代を特定できる方法」を、どこよりも分かりやすくまとめました。
さらに、歴代モデル(Gen1〜Gen11)の特徴とおすすめ世代を一覧表で整理。
中古で購入を検討している方や、仕事で支給された機種の“正体”を知りたい方にも役立つ実践的な内容です。
この記事を読めば、あなたのX1 Carbonがいつのモデルか、そしてどの世代を選ぶべきかがすぐに分かります。
ThinkPad X1 Carbonの「世代」とは?まずここを押さえよう
「自分のX1 Carbonって第何世代なんだろう?」と調べ始めても、Genや型番、発売年など情報が入り乱れて混乱しがちですよね。
でも大丈夫です。まずは“世代(Gen)とは何か”をきちんと理解すれば、後の見分け方が一気にシンプルになります。
「第◯世代」と「型番(20xx)」の関係を理解する
ThinkPad X1 Carbonには、2つの識別方法があります。
1つは「Gen(ジェネレーション)」と呼ばれる製品シリーズの世代、もう1つは「Type(型番)」と呼ばれる製造番号です。
| 項目 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| Gen(世代) | 製品シリーズとしての世代表記。カタログやレビューで使用。 | ThinkPad X1 Carbon Gen 6 |
| Type(型番) | 本体ラベルや保証書に記載される製造番号。 | Type 20KH、20FBなど |
実はこの2つ、「1つのGenに複数のTypeが紐づく」構造になっています。
たとえば第4世代(Gen4)では「Type 20FB」と「Type 20FC」がどちらも同じ世代を指します。
中古ショップや公式ページでは「ThinkPad X1 Carbon Gen 6(20KH)」のように併記されることが多く、この対応関係を覚えると世代特定がとてもスムーズになります。
注意: Type番号だけ見ても世代を完全に断定できない場合があります。必ずGen表記やCPU世代とあわせて判断しましょう。
発売年・CPU・モデル番号の対応表
次に、X1 Carbon各世代の「発売年」と「搭載CPU世代」の対応をまとめました。
この表を見れば、おおよその世代をCPU名から逆算できます。
| 世代 | 発売年 | 主なCPU世代 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Gen1 | 2012 | 第3世代(Ivy Bridge) | 初代モデル。カーボン筐体採用で1.36kg。 |
| Gen2 | 2014 | 第4世代(Haswell) | アダプティブキーボード搭載。WQHD液晶対応。 |
| Gen3 | 2015 | 第5世代(Broadwell) | 物理キー復活。PCIe SSD対応で高速化。 |
| Gen4 | 2016 | 第6世代(Skylake) | 軽量化&Type 20FB/20FC採用。 |
| Gen6 | 2018 | 第8世代(Kaby Lake R) | 4コアCPU+HDR液晶で性能飛躍。 |
| Gen9 | 2021 | 第11世代(Tiger Lake) | 16:10液晶+Thunderbolt 4対応。 |
この表を見ると、X1 Carbonはほぼ毎年CPUが更新され、2〜3年ごとに筐体デザインも刷新されているのが分かります。
特にGen9以降は、画面比率が16:10に変わったことで「縦に情報を多く表示できる」作業効率重視設計になっています。
ここがポイント: CPUの世代番号は、X1 CarbonのGenとかなり対応しているため、「CPU名を見るだけで世代を推測できる」ケースが多いです。
次章では、この基礎知識を活かして、自分のX1 Carbonの世代を3ステップで見分ける実践方法を紹介します。
あなたのThinkPad X1 Carbonの世代を見分ける3つのステップ
ここからは、実際に「自分のThinkPad X1 Carbonが何世代なのか」を確認する手順を紹介します。
世代の見分け方は難しそうに感じますが、実はたった3つのステップで誰でも特定できます。
ステップ①:底面ラベルや型番シールで確認する
まず最初に確認してほしいのが、本体底面に貼られたラベルです。
ラベルには「TYPE: 20KH-xxxx」や「MTM: 20FB002LUS」といった文字列が記載されています。
この番号(Type)が、世代を見分ける最も確実な情報源です。
| Type(型番) | 対応する世代 | 発売年 |
|---|---|---|
| 20A7 / 20A8 | 第2世代(Gen2) | 2014年 |
| 20FB / 20FC | 第4世代(Gen4) | 2016年 |
| 20KH / 20KG | 第6世代(Gen6) | 2018年 |
もしTypeラベルが消えてしまっている場合は、レノボ公式サイトの「製品保証・サポートページ」にシリアル番号を入力することで、対応するモデル情報を確認できます。
チェックポイント: Type番号の「20KH」などの先頭部分をメモしておきましょう。後でCPU情報や外観と照らし合わせる際に役立ちます。
ステップ②:システム情報(Windows)から確認する
底面を見ても分からない場合や、リモート環境で確認したい場合は、Windows上で調べる方法が便利です。
- 方法1: 「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開くと、「デバイス名」に「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」などが表示されます。
- 方法2: 「Windowsキー+R」→「msinfo32」を入力して「システムモデル」を確認すると、「20KHCTO1WW」などの文字列が見つかります。
- 方法3: 「Lenovo Vantage」アプリを開くと、モデル名・シリアル・構成が一覧で表示されます。
さらに、CPUの型番を確認することで世代を特定できます。
| CPU型番 | CPU世代 | 該当Gen |
|---|---|---|
| Core i5-8250U | 第8世代 | Gen6 |
| Core i7-10510U | 第10世代 | Gen8前後 |
| Core i7-1165G7 | 第11世代 | Gen9 |
| Core i7-1365U | 第13世代 | Gen11 |
CPU名に含まれる数字の「世代番号」は、基本的にThinkPad X1 CarbonのGenとほぼ一致します。
「CPUの世代番号=Gen番号の目安」と覚えておくと便利です。
ステップ③:外観デザインとポート構成で確認する
最後の確認ポイントは「外観」です。見た目やポートの配置には世代ごとの特徴があります。
| 世代 | 主なデザインの特徴 |
|---|---|
| Gen1〜3 | 厚みややあり、16:9液晶、アダプティブキーボード(Gen2のみ)を採用。 |
| Gen4〜6 | 約1.1kgの薄型軽量ボディ。Gen6でUSB-Cに完全移行。 |
| Gen7〜8 | Dolby Atmosスピーカー搭載。ポート構成は左側にUSB-C×2+HDMI。 |
| Gen9以降 | 16:10ディスプレイ採用で縦長に。Thunderbolt 4×2搭載。 |
特に、Gen2のタッチ式アダプティブキーボードやGen9以降の16:10液晶は、一目で分かる世代判定のポイントです。
コツ: CPU世代・Type番号・外観の3つを照らし合わせると、ほぼ確実に世代を特定できます。
次章では、歴代モデルの特徴を一覧表で整理し、違いを直感的に把握できるようにまとめます。
歴代モデル早見表:各世代の特徴と違い
ここでは、ThinkPad X1 Carbonの進化を「第1〜3世代」「第4〜6世代」「第7〜11世代」の3つの時期に分けて整理します。
世代ごとの特徴を把握することで、「自分に合うモデルはどのあたりか」が一目で分かるようになります。
第1〜3世代:クラシカルなデザインとキータッチ重視の時期
最初期のX1 Carbonは、「昔ながらのThinkPadらしさ」を色濃く残したデザインでした。
ベゼルは厚めで、16:9の液晶比率、そして深めのキーストロークが特徴です。
| 世代 | 発売年 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Gen1 | 2012 | カーボン素材採用の初代。約1.36kgで軽量ながら堅牢。 |
| Gen2 | 2014 | 第4世代Core搭載。アダプティブキーボード採用で賛否両論。 |
| Gen3 | 2015 | 物理キー復活。PCIe SSD搭載で起動速度が大幅向上。 |
この時期は、「伝統的ThinkPadの打鍵感」を残した最後の世代群です。
ただし、CPUが古くWindows 11の動作対象外となるため、現在では実用よりコレクション向けの位置づけになっています。
第4〜6世代:軽量化・薄型化の黄金期
第4〜6世代は、X1 Carbonが“完成形に近づいた”と評価される時期です。
筐体がさらに軽く薄くなり、堅牢性と持ち運びやすさのバランスが取れています。
| 世代 | 発売年 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Gen4 | 2016 | 約1.18kgまで軽量化。第6世代Core搭載。 |
| Gen5 | 2017 | 第7世代Core搭載。狭額縁デザインで印象刷新。 |
| Gen6 | 2018 | 第8世代Core搭載。4コアCPUで性能向上。HDR液晶搭載。 |
特にGen6(2018)は、今でも中古市場で人気の高い「名機」として知られています。
軽量・高性能・堅牢性の三拍子がそろった完成度の高い世代といえるでしょう。
第7〜11世代:モダン化とハイブリッドCPU時代
この時期のX1 Carbonは、オンライン会議やモバイルワークに最適化された設計になりました。
画面比率が16:10へ移行し、Thunderbolt 4やAIカメラなど最新機能を備えます。
| 世代 | 発売年 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Gen7 | 2019 | Dolby Atmosスピーカー搭載。約1.09kgで最軽量クラス。 |
| Gen8 | 2020 | 第10世代Core搭載。Wi-Fi 6対応で在宅ワークに最適。 |
| Gen9 | 2021 | 第11世代Core搭載。16:10液晶+Thunderbolt 4搭載。 |
| Gen10 | 2022 | ハイブリッドCPU採用。AIカメラ搭載で会議性能を強化。 |
| Gen11 | 2023 | 第13世代Core搭載。冷却性能と静音性が向上。 |
この時期の進化は性能面だけでなく、ユーザー体験(UX)も大幅に改善されています。
16:10の縦長画面は資料作成やプログラミングにも向いており、「今でも現役で使える世代」として支持を集めています。
次章では、これらの世代間で性能・価格・使い勝手を比較し、「どの世代を買うべきか」を明確に整理します。
どの世代を買うべき?性能・価格・使い勝手を徹底比較
ここまでで、各世代の特徴や進化の流れが見えてきたと思います。
では実際に「今、買うならどの世代がベストなのか?」を、性能・価格・使い勝手の3つの軸で比較していきましょう。
中古市場で人気のあるおすすめ世代
2026年時点の中古市場やレビューサイト、SNSを分析すると、特に評価が高いのはGen6・Gen9・Gen11の3世代です。
| 世代 | 発売年 | 特徴 | おすすめ理由 |
|---|---|---|---|
| Gen6 | 2018 | 第8世代Core搭載。軽量で堅牢。 | コスパ最強。Windows 11対応の最安ライン。 |
| Gen9 | 2021 | 第11世代Core搭載。16:10液晶・Thunderbolt 4。 | 性能・価格・使い勝手のバランスが抜群。 |
| Gen11 | 2023 | 第13世代Core搭載。静音性と省電力性が進化。 | 長く使いたい人向け。最新機能も豊富。 |
特にGen6は、価格と性能のバランスが良く、初めてX1 Carbonを買う人にも人気です。
一方で、仕事道具として長く使う予定ならGen9以降が安心です。
コスパ・用途別おすすめ世代
次に、あなたの使い方に合わせて、どの世代が最適かを整理してみましょう。
| 用途 | おすすめ世代 | 理由 |
|---|---|---|
| ビジネス(出張・営業など) | Gen9〜Gen11 | 軽量・16:10画面で作業効率が高い。 |
| 在宅ワーク・会議中心 | Gen8〜Gen10 | AIカメラ・マイク性能が向上。会議用PCとして優秀。 |
| 学生・レポート作成 | Gen6〜Gen9 | 中古で安く手に入り、性能も十分。 |
| 写真・動画の軽い編集 | Gen9〜Gen11 | 第11世代以降のGPU性能で快適に動作。 |
特にGen9は「古さを感じない最安ライン」として多くのユーザーに支持されています。
注意: Gen7以前のモデルはCPU性能やサポートの関係で、長期利用にはやや不向きです。
長期利用に向く世代とは?
もし今後3〜5年単位で使う予定があるなら、購入候補はGen9〜Gen11です。
これらの世代はWindows 11対応はもちろん、Thunderbolt 4やWi-Fi 6Eといった次世代規格に対応しています。
また、冷却性能が改善されており、ファン音が静かで快適という点も好評です。
| 世代 | 将来性 | 耐用年数の目安 |
|---|---|---|
| Gen6 | △(最低限の対応) | 〜2027年頃まで |
| Gen9 | ◎(最新OS・機能に対応) | 〜2030年頃まで |
| Gen11 | ◎(AI最適化・冷却強化) | 〜2032年頃まで |
性能面・静音性・携帯性のバランスを考えると、Gen9がもっとも安定した選択肢といえます。
最新機能を重視するならGen11、コストを抑えたいならGen6という形で選ぶと失敗がありません。
次章では、今回の内容を総まとめし、あなたのX1 Carbonライフをより楽しむためのポイントを紹介します。
まとめ:自分のThinkPad X1 Carbonを理解しよう
ここまで、ThinkPad X1 Carbonの世代の見分け方から、各モデルの特徴、そしておすすめの選び方までを整理してきました。
最後に、この記事で押さえておきたい重要ポイントを簡潔にまとめます。
世代見分け方の要点を再確認
まずは、世代を見分ける3つのステップをもう一度振り返りましょう。
| ステップ | 確認方法 | ポイント |
|---|---|---|
| ① Type番号を確認 | 底面ラベルや保証書にある「TYPE: 20KH」などを見る。 | 20FB→Gen4、20KH→Gen6など、型番で世代が分かる。 |
| ② CPU名を確認 | 「設定」または「msinfo32」でCPU名を調べる。 | CPUの世代番号(例:i5-8250U=第8世代)でおおよそのGenを判断。 |
| ③ 外観を確認 | 液晶比率・ポート配置・キーボード構造を観察。 | 16:10液晶ならGen9以降など、見た目でも判別可能。 |
この3つを組み合わせれば、X1 Carbonの世代をかなり高い精度で特定できます。
「Type × CPU × 外観」=最強の判定コンボとして覚えておきましょう。
購入前にチェックしたいポイント
中古で購入する場合や、今後長く使いたい場合は、以下の点も確認しておくと安心です。
- Windows 11対応: 第8世代Core(Gen6)以降が対象。Gen5以前は非対応。
- メモリ規格: すべてオンボード仕様。購入時に容量をしっかり確認(16GB推奨)。
- バッテリー劣化: Gen6以前の中古はサイクル数や保証をチェック。
- キーボード: Gen2のアダプティブ式やGen6のクリックパッドなど、好みが分かれる仕様も。
- 用途との相性: 軽作業中心ならGen6、長期利用や在宅ワーク中心ならGen9以降がベスト。
また、購入時は信頼できるショップを選び、保証・整備状況・返品対応を必ず確認しましょう。
どの世代を選ぶべきか?最終まとめ
| 目的 | おすすめ世代 | 理由 |
|---|---|---|
| できるだけ安く試したい | Gen6(2018) | Windows 11対応の中では最安。軽くて堅牢。 |
| 長く安定して使いたい | Gen9(2021) | 16:10液晶で使いやすく、今でも十分な性能。 |
| 最新機能も重視したい | Gen11(2023) | 静音性と冷却性能が進化。AI最適化にも対応。 |
この3世代を基準に選べば、どの用途でも後悔のない1台を見つけられるはずです。
特にGen9は性能と価格のバランスがよく、ビジネス・学生・在宅ワークのどれにも対応できる万能モデルといえます。
ThinkPad X1 Carbonは“長く使える道具”としてこそ真価を発揮するPCです。
自分の使い方と予算を照らし合わせて、最適な世代を選んでください。
そして、選んだ1台を丁寧に使いこなせば、きっとあなたのビジネスや学びを支える最高のパートナーになるでしょう。
