システムリソースが不足するため、APIを終了できません|GC550・GC551エラーの完全解決ガイド

AVerMediaのGC550やGC551を使っているときに「このデバイスを開始できません。(コード10) システムリソースが不足するため、APIを終了できません」というエラーが出て困ったことはありませんか?

このエラーは、主にUSBポートの接続やドライバーの不具合、Windowsの更新に起因するもので、多くの場合は設定や接続を見直すだけで簡単に直せます。

本記事では、実際にGC550 PLUSやGC551で発生した事例をもとに、初心者でもできる確実な解決手順を解説。

USB3.0ポートへの正しい接続からドライバー更新、再発防止のメンテナンス方法まで、あらゆる角度から丁寧に説明します。

「キャプチャーボードが認識しない」「配信ができない」と悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次

システム リソースが不足するため、APIを終了できませんとは?

ここでは、「システムリソースが不足するため、APIを終了できません」というエラーメッセージの正体と、その裏に隠れた原因をやさしく解説します。

難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「キャプチャーボードがうまく動くための電力や通信帯域が足りていない」というだけの話なんです。

このエラーが出る原因を一言で言うと?

このエラーの正体は、Windowsがキャプチャーデバイスをうまく動かせず、必要なリソースを確保できない状態を示しています。

つまり、パソコンの中で「USBポートの通信速度や電力」が不足していて、GC550やGC551などのキャプチャーボードが正しく動作できていないということです。

実際に一番多い原因は、USB2.0ポートに接続していること。

USB2.0は転送速度が遅く、キャプチャーデータを処理しきれません。

このため、Windowsは「リソースが足りない」と判断して、デバイスを無効化してしまうのです。

原因 内容
USB2.0ポートへの接続 帯域不足で認識できない
USBハブ経由の接続 電力・通信が分散される
古いドライバー Windowsとの互換性が崩れる
不良ケーブル 通信が安定せず、誤作動する

GC550・GC551などのキャプチャーボードで起こりやすい理由

AVerMediaのGC550 PLUSやGC551は、1080p/60fpsという高画質で映像を取り込める人気のキャプチャーボードです。

しかし、この高性能を支えるには大量のデータを転送する必要があるため、USB3.0(SuperSpeed)接続が必須条件です。

USB2.0では転送速度が足りず、通信が途中で詰まるような状態になります。

見た目が同じポートでも、USB2.0と3.0は性能がまったく違うので注意しましょう。

また、USBハブを経由したり、前面ポートを使ったりすると、電力供給が足りずエラーが出ることもあります。

USB規格 転送速度 電力供給
USB2.0 最大480Mbps 最大500mA
USB3.0 最大5Gbps 最大900mA

放置するとどうなる?配信・録画への影響

このエラーを放置すると、キャプチャーデバイスが無効化されたままになり、RECentralやOBSなどの配信ソフトで映像が映らなくなります。

ゲーム配信はもちろん、録画もできません。

デバイスマネージャーで警告マークが出たままの場合、配信環境全体が機能停止状態になります。

また、間違った操作(ドライバー削除やレジストリ変更など)を行うと、復旧が難しくなることもあるため注意が必要です。

逆に、USB3.0ポートへ挿し直すだけで解決するケースが非常に多く報告されています。

焦らず、順に確認していけば必ず直るエラーなので安心してください。

 

まず確認すべきポイント【ここを見落とす人が多い】

ここからは、エラーが発生したときに最初に確認すべきポイントを整理していきます。

実は「ちょっとした接続ミス」が原因であることが多く、ここを直すだけで解決するケースが非常に多いのです。

USBポートの種類(2.0と3.0)を間違えていないか

まず確認すべきは、キャプチャーボードが**USB3.0ポートに接続されているか**どうかです。

USB3.0ポートは転送速度がUSB2.0の約10倍あり、GC550やGC551のような高性能キャプチャーボードには必須です。

USB2.0ポートに挿していると、どんなに設定を変えても絶対に動きません。

USB3.0ポートは、差し込み口の内側が青色であることが多く、USB2.0は黒や白になっています。

色で判別できない場合は、ポートの横に「SS」(SuperSpeed)というマークがあるか確認しましょう。

ポートの種類 見分け方 特徴
USB2.0 黒または白の差し込み口 転送速度が遅く非対応
USB3.0 青色の差し込み口 or SSマーク付き キャプチャーボード対応

特にノートPCでは、左側と右側でポートの規格が異なることがあります。

例えば、左側がUSB2.0、右側がUSB3.0という構成のPCも多く、左右どちらに挿すかだけで動く・動かないが決まるケースもあります。

USB帯域や電力不足による接続トラブル

USB3.0に接続していても、他のデバイスと帯域や電力を共有しているとエラーが発生します。

特にUSBハブを使っている場合は、複数の機器が同時にデータをやり取りして帯域が足りなくなることがあります。

GC550やGC551はUSBハブ経由の接続をサポートしていません。

必ずPC本体の背面やマザーボード直結のUSBポートに接続してください。

原因 対処法
USBハブ使用 ハブを外し、PC背面ポートに直接接続
他デバイスとの帯域競合 一時的に他のUSB機器を外す
電力供給不足 延長ケーブルを外す・背面ポートを使用

また、USB延長ケーブルを使用していると電力が弱まり、正常に認識されないこともあります。

付属の短いUSB3.0ケーブルを使用し、しっかり奥まで差し込むのがポイントです。

RECentralやドライバーが正しくインストールされているか

物理的な接続に問題がない場合は、ソフトウェア側の設定を確認しましょう。

GC550/GC551はドライバーと専用ソフト「RECentral」の両方が必要です。

どちらかが古いバージョンだったり、正しくインストールされていないと、エラーが表示されることがあります。

確認手順:

  • スタートメニュー →「デバイスマネージャー」を開く
  • 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
  • 「AVerMedia Live Gamer EXTREME 2」が正常に表示されているか確認

黄色い警告マークが出ている場合は、ドライバーの再インストールが必要です。

AVerMedia公式サイトから最新ドライバーをダウンロードして入れ直すことで、多くのケースが解消されています。

状態 意味 対応
黄色い警告マークあり ドライバーエラー 再インストール
デバイスが表示されない 接続または認識不良 USBポートを変更
正常に表示 ドライバーはOK RECentralの設定を確認

ドライバーの再インストール後にLEDが青く点灯すれば、正常に認識されています。

赤色のまま変わらない場合は、依然としてUSB接続に問題があります。

 

すぐにできる解決策まとめ

ここでは、実際に多くのユーザーが「システムリソースが不足するため、APIを終了できません」エラーを解消した手順を、誰でも実践できる形でまとめます。

どれも難しい操作ではなく、順番に試すことで高確率で復旧できます。

デバイスマネージャーでエラー状態を確認

まず、現在のエラーの内容を正確に把握することから始めましょう。

デバイスマネージャーを開けば、キャプチャーボードの状態が一目で分かります。

確認手順は以下の通りです。

  • スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」を選択
  • 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
  • 「AVerMedia Live Gamer EXTREME 2」などの項目を探す

黄色い警告マークがついていたら、右クリック → 「プロパティ」を選択します。

「デバイスの状態」に以下のようなメッセージが出ていれば、まさに今回のエラーです。

このデバイスを開始できません。(コード 10)
システム リソースが不足するため、API を終了できません。

この場合は、USBポートの変更やドライバー再インストールを行うことで解決します。

エラー状態 原因の可能性 対処法
黄色い警告マーク ドライバーまたはUSB接続不良 再インストール・USB変更
デバイスが表示されない 接続または電力不足 USB3.0ポートへ再接続
「不明なデバイス」と表示 ドライバー破損 手動ドライバー更新

ドライバーの更新・再インストール手順

最も効果が高いのがドライバーの再インストールです。

古いバージョンや破損したドライバーを削除して、最新版をインストールし直します。

手順:

  1. 「設定」→「アプリと機能」を開く
  2. 「RECentral」「AVerMedia」で検索し、関連プログラムをすべてアンインストール
  3. PCを再起動
  4. 公式サイトから最新版ドライバーをダウンロード
  5. キャプチャーボードをUSB3.0ポートに接続
  6. インストーラーを管理者として実行
  7. インストール完了後、LEDが青色に点灯していれば成功

インストール後は、デバイスマネージャーで警告マークが消えているかを確認します。

もし消えていれば、ドライバーが正常に認識され、問題は解決です。

デバイスの無効化→有効化で復旧するケース

ドライバーを再インストールしなくても、デバイスを一度無効化して再有効化するだけで復旧する場合があります。

これはWindowsがデバイスを再認識する際に、システムリソースを再割り当てするためです。

操作手順:

  • デバイスマネージャーを開く
  • キャプチャーボードを右クリック → 「デバイスを無効にする」
  • 5秒ほど待ってから「デバイスを有効にする」をクリック

LEDが赤から青に変われば、認識が正常に戻ったサインです。

特に、Windowsアップデート直後やスリープ復帰後の一時的なエラーに有効です。

Windows Updateで改善する最新の事例

2021年3月に配信された「KB5000842」など、Windowsの更新プログラムによってこのエラーが修正された事例があります。

つまり、Windows Updateを実行するだけで解決するケースもあるのです。

Windows Update手順:

  1. スタート → 設定 → 「更新とセキュリティ」を開く
  2. 「更新プログラムのチェック」をクリック
  3. 利用可能な更新をすべてインストール
  4. PCを再起動

更新完了後、再度デバイスマネージャーを開いて状態を確認します。

Windowsの更新とドライバーの更新をセットで行うことで、ほとんどの互換性エラーは解消されます。

原因 修正方法
古いドライバー 最新版ドライバーの再インストール
USB認識不良 無効化→有効化で再認識
OSの不具合 Windows Updateの適用

USB3.0ポート接続で直るケースの具体例【実体験から解説】

実際に「システムリソースが不足するため、APIを終了できません」というエラーが発生したユーザーの多くは、USB接続の見直しだけで解決しています。

ここでは、USB3.0ポートに正しく接続するだけで直ったリアルな事例を紹介します。

USB2.0に接続していたら動かない理由

GC550やGC551がUSB2.0で動かないのは、単純に転送速度と電力が足りないためです。

USB2.0の最大転送速度は480Mbps、USB3.0は5Gbpsと約10倍も違います。

1080p/60fpsの映像を処理するGC550シリーズでは、USB2.0の帯域ではまったく足りません。

これは「高速道路を軽トラックで満車にするようなもの」──通れないのです。

USB規格 転送速度 電力供給 GC550動作
USB2.0 最大480Mbps 500mA ×(動作不可)
USB3.0 最大5Gbps 900mA 〇(安定動作)

USB3.0ポートは「青色」や「SS」マークで識別できます。

また、USBハブや延長ケーブル経由では電力が不足しやすいため、必ずPC本体に直接接続しましょう。

GC550 PLUS・GC551をUSB3.0に接続して解決した事例

次に、実際にこの問題を経験したユーザーのエピソードを紹介します。

事例1:ノートPC左ポートの罠

あるユーザーは、ノートPC左側のUSBポートにGC551を接続していました。

デバイスマネージャーには「コード10:システムリソースが不足するため、APIを終了できません」と表示されていました。

しかし右側の青いUSBポート(USB3.0)に挿し直したところ、即座にLEDが青く点灯し、正常動作。

たった“差し替え”だけで解決した典型例です。

事例2:USBハブ経由からの脱出

別のユーザーは、デスク上に置いたUSBハブ経由でGC550を接続していました。

ハブはUSB3.0対応だったにも関わらず、電力供給が足りずにエラーが発生。

ハブを外してPC背面のUSB3.0に直接接続した途端、問題は解消しました。

USBハブは便利ですが、キャプチャーボードのように大容量通信を行う機器には不向きです。

事例3:ケーブル交換で解決

純正ケーブルを紛失し、手持ちのUSB2.0ケーブルを使っていたユーザー。

結果はもちろん「リソース不足」エラー。

付属のUSB3.0ケーブルに交換すると、すぐに認識されました。

見た目は同じでも、USB3.0ケーブルは内部の信号線が多く、性能がまったく違います。

原因 変更後 結果
USB2.0ポートに接続 USB3.0ポートへ 即復旧
USBハブ経由 PC本体へ直挿し 安定動作
USB2.0ケーブル使用 USB3.0ケーブル使用 正常認識

USBポートの見分け方とチェック手順

USB3.0ポートは見た目が似ているため、誤ってUSB2.0に挿してしまうことがあります。

以下のポイントを確認すれば、確実にUSB3.0を特定できます。

  • 色で見分ける: 内側が青色ならUSB3.0
  • マークで確認: ポート付近に「SS」または「SS10」のロゴ
  • デバイスマネージャー確認: 「USB 3.0 eXtensible Host Controller」の表示を探す
  • 端子のピン数: USB3.0は上段に追加端子あり

USB3.0ポートを見極め、そこにしっかり接続するだけで9割以上のエラーが解決します。

意外と単純なポイントですが、最も効果的な対処法です。

それでも直らないときの最終チェックリスト

ここまでの手順をすべて試しても直らない場合は、もう少し深い原因を順に確認していきましょう。

この章では、ハードウェア・ケーブル・相性など、見落としがちなポイントをチェックします。

他のUSBポートやケーブルを試す

USB3.0ポートに接続していても、特定のポートが故障していたり、帯域が他のデバイスに取られている場合があります。

別のUSB3.0ポートに挿し替えるだけで復旧した事例は非常に多いです。

  • PC背面ポート → 正常
  • PC前面ポート → 認識されない
  • USBハブ経由 → エラー発生

また、ケーブルにも注意が必要です。USB3.0対応のケーブルを使わないと通信が安定しません。

純正付属ケーブルを使うのが最も安全です。

トラブル 対処法
USBポートが認識しない 他のUSB3.0ポートに変更
延長ケーブルを使用している 直挿しに変更
非対応ケーブルを使用 純正ケーブルに交換

なお、USBケーブルをゆっくり挿すとUSB2.0として認識されることもあるため、「カチッ」と音がするまで奥までしっかり差し込みましょう。

別PCで動作を確認する

今使っているPCだけで動作しない場合、相性問題やUSBコントローラーの不具合が考えられます。

別のPCに接続してみて、同じエラーが出るかを確認しましょう。

結果の見方:

  • 別PCでは正常動作 → 元のPC側の問題(USB相性・ドライバー不具合)
  • 別PCでも認識しない → キャプチャーボード本体の故障の可能性

特にASMedia製やAMD製のUSBコントローラーを搭載しているPCでは、GC550/GC551との相性問題が報告されています。

その場合は、Intel製USB3.0コントローラー搭載マザーボードのPCで動作確認を行うのが確実です。

動作環境 結果
Intel製USB3.0ポート 安定動作
ASMedia製コントローラー 不安定または認識不可
USBハブ経由 帯域不足でエラー

AVerMedia Diagnosis Toolで相性診断を実行

AVerMedia公式が提供している「Diagnosis Tool」を使えば、PCがGC550/GC551に対応しているかを簡単に診断できます。

このツールは、USB帯域・CPU性能・メモリ容量などを自動チェックしてくれる便利なソフトです。

使用手順:

  1. AVerMedia公式サイトの製品ページを開く
  2. 「ダウンロード」タブ → 「診断ツール」を選択
  3. ZIPファイルを解凍して「DeviceDiagnosisTool.exe」を実行
  4. 画面左上の「START」をクリックして診断開始
  5. すべての項目に✔がつけば、環境は問題なし

USB3.0ポートに✖がついた場合、そのPCではキャプチャーボードが正常に動作しません。

その場合は、USB3.0増設カードの導入やPCの買い替えを検討する必要があります。

診断項目 チェック内容
USB3.0ポート 転送帯域・電力の十分性
CPU性能 映像処理の処理能力
メモリ容量 最低8GB以上を推奨

このツールを使うことで、原因が「環境依存」なのか「機器側」なのかを明確にできます。

メーカーが提供している公式ツールなので、安全性も高くおすすめです。

再発を防ぐためのメンテナンスと注意点

ここまでで問題が解決した方も、今後また同じエラーを起こさないように、定期的なメンテナンスと環境チェックを行いましょう。

この章では、安定した配信・録画を続けるための具体的なポイントを紹介します。

Windows更新後はドライバーも最新版へ

Windowsの大型アップデートが行われたあと、キャプチャーボードが突然認識しなくなることがあります。

その多くは、OSの更新でドライバーとの互換性が崩れることが原因です。

Windows Updateのあとには、必ずAVerMedia公式サイトでドライバーの更新を確認しましょう。

  • Windows Update → 再起動
  • AVerMedia公式サイトへアクセス
  • 「ダウンロード」タブで最新版ドライバーを入手
  • インストール後にLEDが青く点灯しているか確認

また、RECentralも定期的にアップデートすることで、動作の安定性が向上します。

月に1回程度は公式サイトをチェックしておくのがおすすめです。

更新対象 推奨頻度
ドライバー 月1回またはWindows Update後
RECentral 数か月ごとに最新版を確認
Windows OS セキュリティ更新は常に適用

常駐アプリを減らしてリソースを確保

キャプチャーボードが動作しない原因のひとつに、「バックグラウンドアプリのリソース消費」があります。

特に、配信中にCPUやメモリを大量に使用するアプリが動いていると、映像処理が不安定になることがあります。

常駐アプリを減らす方法:

  1. Ctrl + Shift + Escで「タスクマネージャー」を開く
  2. 「スタートアップ」タブを選択
  3. 不要なアプリを右クリック → 「無効にする」

また、クラウド同期ソフト(OneDriveなど)やウイルススキャンが常時動いていると、リソース不足の原因になることがあります。

配信中はこれらを一時停止しておくと安定します。

「メモリ不足」ではなく「USB帯域不足」が原因のことも多いため、同じUSBコントローラーに複数のデバイスを接続しないように注意してください。

安定した配信環境を維持するコツ

キャプチャーボードは長時間使用すると発熱し、動作が不安定になることがあります。

熱対策やケーブル管理を行うことで、トラブルを未然に防げます。

  • 通気性の良い場所に設置: 周囲5cm以上の空間を確保
  • USBケーブルを極端に曲げない: 内部断線を防ぐ
  • ホコリを除去: 月1回はUSBポートをエアダスターで清掃
  • 長時間配信の合間に休ませる: 3〜4時間ごとに10分の休憩を取る

また、更新や設定変更を行う前には、Windowsの復元ポイントを作成しておくと安心です。

復元ポイント作成手順:

  1. 「システムのプロパティ」を開く
  2. 「システムの保護」タブをクリック
  3. 「作成」ボタンを押して保存

小さなメンテナンスの積み重ねが、長期間安定した配信環境を守る最大の秘訣です。

習慣 効果
定期清掃 接触不良や熱暴走を防ぐ
アップデート管理 ドライバーの互換性維持
ケーブル点検 通信エラー防止
リソース監視 動作の安定化

まとめ:焦らず順に確認すれば、必ず直る

ここまで紹介してきた内容を総整理し、「システムリソースが不足するため、APIを終了できません」エラーのポイントを一気に振り返ります。

原因は複雑そうに見えますが、ほとんどのケースは基本的な確認で解決できます。

よくある見落としポイントをおさらい

まずは、最も多い見落としポイントを3つに絞って確認しておきましょう。

チェック項目 内容
USB3.0ポートで接続しているか 青いポートまたは「SS」マークを確認
USBハブを経由していないか ハブを外してPC直挿しに変更
ドライバー・RECentralは最新版か AVerMedia公式サイトから再インストール

この3点を確認するだけで、全体の約8割のケースが解決します。

また、以下の補助チェックも有効です。

  • 付属のUSB3.0ケーブルを使っているか
  • 他のUSB機器を一時的に外して帯域を確保しているか
  • Windows Updateの適用とドライバー更新をセットで行っているか

エラー解決の基本フロー

再発防止も兼ねて、今後同じエラーが出たときのための「正しい対処の順番」をまとめました。

  1. USB3.0ポートに正しく接続しているか確認
  2. デバイスマネージャーでエラーコード10を確認
  3. ドライバーを再インストール
  4. デバイスの無効化→有効化を試す
  5. Windows Updateを実施
  6. USBケーブル・ポートを変更
  7. 別PCで動作確認
  8. Diagnosis Toolで環境診断
  9. それでも解決しなければメーカーに相談

焦って複雑な設定変更を行う前に、上から順に1つずつ確認することが大切です。

快適な録画・配信環境を保つために

GC550やGC551のようなキャプチャーボードは、高速な映像転送と安定した電力があってこそ本来の性能を発揮します。

配信を快適に続けるための習慣を最後にまとめます。

  • USB3.0直挿し:ハブは使わず、背面ポートを利用
  • 月1回のドライバー確認:公式サイトで最新版をチェック
  • Windows Update後の再起動:更新適用を確実にする
  • 長時間使用後のクールダウン:機器の熱を逃がす
  • バックグラウンドアプリの整理:リソースを確保して安定動作

また、配信や録画を行う前に、簡単なテストキャプチャーを行っておくのも有効です。

もし不具合があっても、事前に把握できればトラブルを本番中に持ち込まずに済みます。

キャプチャーボードのトラブルは、正しく確認すれば必ず解決します。

USBの規格、ドライバーの更新、Windowsの状態――どれも一見単純ですが、安定動作には欠かせません。

これらを理解し、定期的にメンテナンスを行うことで、今後は同じエラーに悩まされることはなくなるでしょう。

さあ、あなたの配信環境を再び快適に戻して、思う存分ゲームを楽しんでください。

次は、安定した映像と音声で最高のプレイを届けましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次